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Note

  • 2017年6月28日

・本を作った

 ABCD!から一か月も経たないうちにまた本を作りました。

 一年ほど前に出した「アネモネ」と同じ軸、長谷部君と審神者が本丸を出て現世で暮らす、という世界の話を纏めて少しだけ書き下ろしを入れました。

 普段の本とは違う構成や装丁ができるので楽しいですね。

 用紙も変えてみたのですが本の形になるとまた印象が違うのが、同人誌を作る上での楽しさだなと思います。

・ひぐらしを全話見た

 某アプリがひぐらしとのコラボイベを開催、ということで「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」が期間限定で全話無料公開されていたので全話見ていました。

 昔見た時は鬼殺し編くらいしかまともに見ていなかったのでぐいぐい引き込まれ、皆殺し編~祭囃し編は超絶熱かったです。名作だなあ。

・Textを更新した

 privatterでちょくちょく更新していたものを纏めて更新しました。

 さぼっていた所為で量が多いです。記事は後日書きます。

 「F65/302」「闇夜(あんや)に~」辺りは自分でも特に気に入っている話です。こういう雰囲気が大好きです。

昨日更新したText最後の1点についてです。

役目を終えて本丸を離れた二人の、ある程度安定してからの関係の話ですね。

初期がどうであったかは「ħ」などに書かれています。

二人でチェーンの喫茶店に行ってみたり、流行りのパンケーキを食べてみたり。なかなかに謳歌しているようです。

この記事を書くに当たってふと気が付いたのは、審神者が「食べてみたかったから」という理由で長谷部君を誘えるようになっているということです。

以前は(本丸にいた頃は)一方的に買い与える、食べさせるという関係だったので。

それはつまり行動の動機が罪悪感と贖罪であったか否か、という問題に帰結するのでしょう。

私自身が食べ物の出てくる話を読むのが幼少期からこの上なく好きなので、こういう話は書いていてとても楽しいです。

油断するとこの二人にはすぐ甘いものを食べさせたくなるのは、本丸を出た以上〝長谷部君を〟食べる話はもう書けないからなのかもしれないな、なんて。

次は何を食べるんでしょうね。

Textを3点更新しました。

この記事ではうち2点、短篇集12と短篇集13について触れます。

残り1点については別の記事で。

そもそも何故二人が今の関係になったのかという話については「咲き乱れる藤の色」にて述べられていますが、動機は酷く単純です。普通の人達が、想い人に愛の告白をして恋仲になるのと変わりありません。

好きになり、感情を抑えられなくなり、想いの丈を打ち明ける。始まりは至極単純です。

後から湧き出してくるから後悔なのだと言います。受け容れられ、夜毎関係を持つようになり、次第に贅沢ともお門違いとも言えるような後悔に苛まれるようになる。それはとても人間らしいことなのでしょう。

今の審神者が望むことはただ一つの絶望から全てが派生していて、それは人間でもなければ感情も良く知らない長谷部君には到底理解できない、今回はそういう話を幾つか書きました。

 それで、主は何を望まれるのですか、と俺は尋ねました。

 何も。主はただ一言、そう答えられました。

 そんな筈はないと主張すると、主は疲れた顔をしてただ言いました。

 君に理解できることは、何も。

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