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それでは何を求めるか / 短篇集12、短篇集13

  • 執筆者の写真: Chisato Mitobe
    Chisato Mitobe
  • 2017年6月17日
  • 読了時間: 1分

Textを3点更新しました。

この記事ではうち2点、短篇集12と短篇集13について触れます。

残り1点については別の記事で。

そもそも何故二人が今の関係になったのかという話については「咲き乱れる藤の色」にて述べられていますが、動機は酷く単純です。普通の人達が、想い人に愛の告白をして恋仲になるのと変わりありません。

好きになり、感情を抑えられなくなり、想いの丈を打ち明ける。始まりは至極単純です。

後から湧き出してくるから後悔なのだと言います。受け容れられ、夜毎関係を持つようになり、次第に贅沢ともお門違いとも言えるような後悔に苛まれるようになる。それはとても人間らしいことなのでしょう。

今の審神者が望むことはただ一つの絶望から全てが派生していて、それは人間でもなければ感情も良く知らない長谷部君には到底理解できない、今回はそういう話を幾つか書きました。

 それで、主は何を望まれるのですか、と俺は尋ねました。

 何も。主はただ一言、そう答えられました。

 そんな筈はないと主張すると、主は疲れた顔をしてただ言いました。

 君に理解できることは、何も。

 
 
 

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