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Note

多分に衒学的なところがあるのが、私が普段書く審神者であったりするのですが(一人称俺の方はそうでもないですが)、自然科学系の話であれば一通りは興味を持っていたりもするので、偶にそういうところが顔を出している話も出来てくる訳です。

(人文系については私自身が全く興味を持っていないので語られないのでしょう)

何が難しいって、舞台は2205年以降の世界なので、必然的に今よりも技術が進んでいたり科学が進歩していたりする世界を書かなければならないということです。

200年前、19世紀から今この時代の諸々が想像できたかというと、おそらく不可能だったでしょう。

況して今から200年後です。正直何も分かりません。

現状と数年前、精々10数年前の状況と比較することである程度の想像をするしかないのですが、どうしても推測に願望が混じることは避けようがないのだと思っています。

世界の何が、どこまで解明されているのか、要するにそういうことなのですが。

マントルや地核への到達、宇宙は膨張しているのか収縮しているのか、観測されなかった世界はどうなるのか、DNAのnon-coding領域の意義、などなど。

私の希望を多いに含んだ推測は「精神疾患の病理メカニズムが分子レベルで解明されている」「治療法についても同様に解明・確立されている」なのですが、其処は創作の中なので夢を見たかったということで……。

希望にはその裏返しのものも当然付随していますので、「どうしてこうなのか」は200年経とうが、おそらく1000年経とうが理解はされない、という憶測も抱いています。

それは正しく絶望なのですが、人間でもない長谷部には理解できないのでしょう。

大昔、私が好きだった(今も大好きな)アプリがありまして、その中でこう語られる訳です。

「いずれ人類は森羅万象を知る でもその時こそ本当の夢の終わりなんだ」

うろ覚えで申し訳ないんですが。

今回は4篇ありますが視点がバラバラですね。

あまり意味はないです。煙草の話も書きたかったし〝あの先〟が怖いという話も書きたかった、という感じで。

しかし些か情緒不安定に過ぎるような……。

この記事を書くのに一か月かかりました。

「ゼラニウム」です。

「アネモネ」の二人ですが終始陰鬱な空気のままの話というのが好きなのでそういう雰囲気です。

長谷部君視点の話もそうです。

時間の経過はそこまで明示していませんが意図した流れはあります。

何となく書き始めてそのまま流用し続けている設定、のようなものは多分誰でもとは言わずとも割と多くの人が持っているものではないかと思っているんですが(どうなんでしょう)。

「アネモネ」で現世とやらに帰ってきて、先日の「アクアリウム」で一応のハッピーエンドを見て、とすると「ゼラニウム」はバッドエンドへ向かう方の世界だということです。

この辺り上手く整理できていなかったのも、これを書くのにやたらと時間が掛かったことの要因の一つであると思うんですが、まあそれはそれ。

アネモネ:

まだ生活が始まったばかりなので基本的に二人ともハッピー

ただ審神者の方は若干の不安を抱えている

アクアリウム:

長谷部は幸せ、審神者はまだ色々整理を付けられていない

→ 取り敢えず幸せについて考えて、問題が出てきたらその時一緒に考えよう

ゼラニウム:

長谷部はまあ幸せ? 色々思うところはありそう、審神者はちょっとやばい(不眠気味)

→ 自分は自分以外のものにはなれないことを散々に自覚させられて最終的に手を出してしまう

前述したようにこの二人に関しては「アクアリウム」で一応の完結、という形にはなっているのでそれ以降に書いたものについてはまた少しややこしいことになるんですが、

ハッピーな話(例えばパンケーキを食べる話):

アクアリウム後の話

バッドな話(例えば飲酒してみる話、サイトには未掲載):

アネモネ〜アクアリウムの間もしくはアネモネ〜(アクアリウムへ分岐しなかった世界つまり)ゼラニウムの間の話

という感じで……書いていて自分でも混乱してきたのですがこういう感じです。

混乱してきたのでもう止めますが、飲酒してみる話の方で分かるようにゼラニウム世界での審神者は多分精神科に通ってみたり睡眠薬服用してみたりということになっているので、おそらくその辺の話も今後出てくることでしょう。

でも長谷部は何も知らない、と。

一か月ぶりになってしまいました。

個々の記事については後で書きます。

ゼラニウムについては……書けた時に公開します。

全年齢ばかり書いていましたが、おそらくR18Gを書くのには体力を使うのだと思います。

厳密には次の再録本用の書き下ろしとしてR18Gに当たる話を書いていたのですが。それが結構な重労働で、書き終わってからも再録分の修正などをあれこれやっていたらへとへとになりました。あと玉集め。憎悪。

それだけ体力や気力を消耗して書いた書き下ろしがどれほどの物かと言うと、まあ多分、読む側も疲れるようなしんどい話なので気が滅入りますね……。

とにかくここ最近は精神摩耗案件が多いので、R18Gではない、しかし陰鬱な話ばかりを書いていました。

R18Gが読みたいなあ……。

そういう訳で(?)作業は捗っておらず、また二冊同時に出そうかなあなどと思い始めて準備していることもあり、本を出せるのは10月頃かなあと見込んでおります。

できるだけ頑張って早めたいとは思っていますが。

その次は来年2月としたいところですが分かりません。そろそろ研究などもしなければ不味いですし……。

またイベントも出てみたいですがどうでしょうね。

ABCDとかりょなけとか、カテゴリ的にはぴったりだと思うんですが、良くも悪くも内輪的だなーと思ったりもしたので、何処か他のイベントに出てみたいです。

でもこんなのばかり書いてたら難しいか。

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