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理想と幻想 / 短篇集14

  • 執筆者の写真: Chisato Mitobe
    Chisato Mitobe
  • 2017年6月28日
  • 読了時間: 2分

基本的に〝短篇〟として扱っているものはprivatterでの更新順に纏めているのですが、14に入れた三篇は扱い方こそ違えどどれも理想について何かを考えている話であることに今気が付きました。

二次創作をやっていて面白い瞬間の一つだと思います。

私にはもう十年ほども頭の中で(或いは紙上に)繰り返し描いているものがあって、それが何なのかということについては関わりないことなので省略しますが、今回「小説」という形にして向き合ってみたところその理想が十年経っても色褪せていないことを思いがけず目の当たりにして、何と言いますか、とても驚いたというのがありました。

それは十年経っても何も変わっていないことに驚いたのか、今回思い出すまで覚えていたのに忘れていたことに驚いたのか、無意識に取った題材が〝それ〟だったことに驚いたのか……それは分かりませんが。

勿論全く変わっていない訳ではないのですが、やはり感慨深いというか……。

審神者のそれが長年抱いてきたもので今漸く長谷部君によって昇華されているのか、それともただ眼前の物体に対して湧出しているだけで脈絡などないのか、特に考えたこともありませんでしたが、そういう捨て切れない理想があっても不思議ではないと思います。

別にそれは小さな教会での結婚式だろうが行為を嫌がられるという状況だろうが何でも良いんですが。

ただ理想は理想のままであるから美しくて夢想することも楽しいのではないのかと考えたりもします。

※ 最初の一篇(教会云々の話)は短篇集13と重複していたので削除しました (2018/11/09)

 
 
 

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